回復期リハビリテーション病棟のご案内

回復期リハビリテーション病棟のご案内回復期リハビリテーション病棟では、リハビリセンター内での訓練だけでなく、病棟という「療養生活の場」でも取り組み、生活に必要な動作を行うことにより、一日も早い家庭・社会復帰を目指します。病室は、車椅子でもゆったりと快適に 過ごせるよう十分なスペースを備えております。浴室、トイレは退院後の家庭生活を想定し、安全に考慮しつつ、あえてバリアフリー設備の使用を控えております。一般的な社会に近い状況の中でリハビリを行うことによって、家庭への復帰がよりスムーズにできるよう考慮しております。患者さん一人ひとりの目標に合わせた支援ができるよう、スタッフ一同心をこめた訓練に努めております。

365日リハビリテーション

365日リハビリテーション平成22年度4月から日曜及び祝日も含め、365日充実したリハビリテーションを提供できる体制をとっています。

職員紹介

リハビリテーション科部長

古谷 保
古谷 保

 愛媛大学医学部 
 <専門・得意分野>
 回復期リハビリテーションに関する診療及び患者支援
 <所属学会>
 日本脳神経外科学会
 日本リハビリテーション医学会

 倉敷臨床リハビリテーション医学懇話会
 くらしき脳卒中地域連携の会
 倉敷大腿骨頸部骨折研究会

リハビリテーション科スタッフの紹介

リハビリテーション科スタッフの紹介

理学療法士:16名
作業療法士:15名
言語聴覚士:6名
健康運動実践指導者:1名
リハビリテーション助手:2名
(2022年4月現在)

入院の対象となる方及び入院可能日

入院の対象となる疾患 入院可能期間
脳管疾患(脳梗塞・脳出血等)、脊椎・脊髄損傷の患者さん 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷及び頭部外傷を含む多発外傷の場合 180日
多肢の骨折や大腿骨、骨盤、脊椎、股関節または膝関節を骨折した患者さん 90日
外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有した患者さん 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経・筋・靱帯損傷後の患者さん 60日

当院の回復期病棟の特徴

  1. 病棟専従の理学療法士・作業療法士(必要に応じて言語聴覚士)が入院から退院まで継続して担当します。
  2. 看護師は継続した担当制により、より細やかなケアに努めます。
  3. 担当スタッフ全員が共通認識をもち、一日も早い回復を目指すために、患者さんに治療内容をわかりやすく説明し、十分に納得していただいた上で安心して入院できるように努めます。
  4. 患者さんごとに、月一回各スタッフが集まってカンファレンスを行います。情報を共有し、患者さんの変化に合わせた治療プログラムの変更などについて話し合います。
疾患別リハ基準 脳血管疾患リハ(Ⅰ)
運動器リハ(Ⅰ)
呼吸器リハ(Ⅰ)
病床数 43床
病床内容 個室・2人室・多床室
リハビリスタッフ 理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)

入院から退院までの流れ

患者さん・ご家族様 医師 入院担当スタッフ

入院のご相談

入院担当スタッフにお電話の上、紹介状と経過報告書をFAXもしくはご持参下さい。入院の可否の決定後、ベッド調整の上、入院日のご連絡をします。お気軽にお問い合わせください。

次のステップへ

入院日

お約束の時間までに、1階入院窓口までお越し下さい。入院担当スタッフより、入院に関してのオリエンテーションを受けていただき、病棟へ上がっていただきます。

次のステップへ

リハビリテーション評価

リハビリテーションスタッフが患者さんの状態を把握し、今後の治療プログラムを検討します。
必要に応じて、入院時に、自宅・施設などへの訪問指導を行います。

次のステップへ

合同カンファレンス

各スタッフが話し合って一人一人の患者さんの目標(ゴール)を設定し、リハビリテーション総合実施計画書を作成します。そして退院後の生活にも焦点をあてて各スタッフが総合的にかかわります。また月一回、合同カンファレンスを実施し患者さんのリハビリの進行状況に応じてゴールを見直します。
※リハビリテーション総合計画書について、患者さん・ご家族様に説明があります。

次のステップへ

リハビリテーションの実施

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士により、患者さんに合った機能訓練や日常生活動作指導を行います。

次のステップへ

リハビリテーション評価

リハビリテーションスタッフが患者さんの状態を把握し、今後の治療プログラムを検討します。

次のステップへ

退院の準備

入院担当スタッフが患者さん・ご家族様の意向に沿って、退院に向けたご相談を承ります。
必要に応じて、リハビリスタッフが、自宅などに退院前訪問指導に伺い、住宅改修などのアドバイスをさせて頂きます。

次のステップへ

退院

在宅生活への復帰、施設・他病院に転院など。

回復期リハビリテーション病棟入退院の状況について

【患者内訳は下記の通りです】

患者内訳

回復期リハビリテーション病棟入退院の状況

  • 脳血管疾患 57%
  • 整形疾患  35% 大腿骨頚部骨折、各種骨折術後など
  • 廃用症候群 8%

退院先内訳

  • 自宅
  • 特別養護老人ホーム
  • ケアハウス
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • 養護老人ホーム
  • 老健施設
  • 他院転院
  • その他

お問合せ先

入院・転院のご相談

地域医療連携室 直通 TEL:086-473-7815  FAX:086-473-7816
地域医療連携室まで

文字の大きさ