2009年9月公開医学講座の様子

身近な病気 ~痔・鼠径ヘルニア・下肢静脈瘤について~

9月10日(木)14:00、当院2階多目的ホールにて、公開医学講座を開催致しました。
以下、講義の内容をご報告致します。

1、 鼠径ヘルニアの手術について

鼠径部の膨らみに注意! 鼠径・大腿ヘルニアではみ出した腸は、そのままに放置すると、激しい炎症を起こしたり腸が壊死をおこすことがあります。緊急の手術が必要となることもあるので、注意しましょう。手術は全身麻酔で行い、患部に人工のメッシュを入れ固定します。手術機材も進歩していますので、安心して手術を受けられます。

2009年9月公開医学講座の様子 鼠径ヘルニアの手術について 2009年9月公開医学講座の様子 鼠径ヘルニアの手術について
         

2、痔の手術について

手術の必要な場合と、必要としない場合があります。恥ずかしがらずに、医師に相談しましょう。腰からの麻酔で、手術を行いますが、ハーモニックでしっかり患部を切除、出血も少なく手術を終えることができます。予防としては、アルコールを多飲しないこと、また排泄のときに、必要以上にお腹に力を入れないよう気をつけましょう。便秘がひどい場合は、あらかじめ内科で腸の検査をすれば、“痔”以外の病気が見つかることもあります。

2009年9月公開医学講座の様子 痔の手術について 2009年9月公開医学講座の様子 痔の手術について
         

3、下肢静脈瘤の手術について

出産後に足がだるくなったり、膝の裏の静脈が腫れて少しずつ目立ってきます。そのまま放置すると、足が黒ずんだり潰瘍をつくることもありますので、医師の診察を受けて下さい。手術は局麻で行い術後、当日退院できます。

2009年9月公開医学講座の様子 下肢静脈瘤の手術について 2009年9月公開医学講座の様子 下肢静脈瘤の手術について
         

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