回復期リハビリテーション病棟のご案内

特集 回復期リハビリテーション病棟~リハビリテーション科の立場から~

児島中央病院だよりVOL42(平成22年6月)掲載記事

はじめに

リハビリテーションとは、病気やケガ等が原因で心身に障害をきたした方が再びもとの家庭、職場、社会生活へ復帰できるよう多数専門職種が連携して問題の解決を支援する総合的アプローチの総体をいいます。

回復期リハビリテーション病棟とは

回復期リハビリテーション病棟とは、病棟専任の医師・看護師・リハビリテーションスタッフにより、脳血管疾患、脊髄損傷、骨折等の急性期治療が終了した段階や、治療後の廃用症候群のある方のADL(日常生活動作)や社会的適応能力を改善し、家庭復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に行う病棟のことです。

当院回復期リハビリテーション病棟の特徴

  1. 病棟での歩行訓練病棟での歩行訓練
    より早期の家庭復帰を目指し、本年度4月から日曜及び祝日も含め、365日充実したリハビリテーションを提供できる体制をとっています。
  2. 毎週月曜日から木曜日まで、医師・看護師そして担当の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が患者さんお一人おひとりのカンファレンスを行い、強力なチームアプローチを実施しています。
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  4. 入院から退院までの流れが円滑に行えるよう、メディカルソーシャルワーカーや病棟コーディネーターを含めた運営会議を毎週行っています。
  5. 児島地区唯一の回復期リハビリテーション病棟として、地域連携パスを用い急性期病院との連携を密に行い、積極的な早期受け入れを行っています。
  6. 退院後、住宅の改修や生活指導が必要な方には退院前に自宅に直接お伺いし、アドバイスを行っています。
  7. 理学療法士12名、作業療法士8名、言語聴覚士4名と豊富な専門セラピストで質の高いリハビリテーションを提供しています。

おわりに

回復期リハビリテーション病棟におきましては、リハビリの治療効果が一層高まり、1日でも早く患者さんが家庭復帰できますように、今年4月から日曜・祝日も含め365日、リハビリテーションを行う体制をとらせていただいております。地域で唯一の回復期リハビリテーション病棟を設置している病院の一員として、回復期のみならず急性期リハビリや慢性期リハビリにも力を入れ、更に質の高い医療を提供できるようにしていきたいと考えています。
「明るく元気で」をモットーに、どこよりも信頼されるリハビリテーション科を目指してまいります。

   

リハビリテーション科

  • 係長 渡邉 精三
  • 理学療法士 山川 恭子

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