日本医療マネジメント学会 第18回岡山県支部学術集会
(2017年2月18日)
看護部 | 副看護部長 山中 昌子 主任 杉山 理恵 主任 大森 晴代 井上 緑 |
臨床工学技士 | 透析センター長 清水 浩介 |
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地域医療連携室 | 係長 安田 浩二 | 事務 | 主任 藤原 靖 池田 一樹 |
2017年2月18日(土) 川崎医科大学現代医学教育博物館にて、日本医療マネジメント学会第18回岡山県支部学術集会があり、減災チームでこの学会へ参加して参りました。
学会テーマは、『災害から学ぼう~医療と暮らしの連携~』でした。
メンバーは、臨床工学技士、看護師、MSW、放射線技師、リハビリセラピスト、事務職など他職種で構成しています。このメンバーでの学会参加の目的は、同じ方向を向き、同じ意識で、減災に取り組んでいくための一環ということでした。
当院では、年次法定電気設備点検時の停電訓練に伴う消防参加や院内避難訓練、減災チームでの研修会などを行っていますが、院内スタッフ全員に対して今後どのようにするべきか、強い意識を浸透させるため、組織的な擦り合わせの充実が急務となっています。
いつ起こるか分からない南海トラフ地震や、火災・津波など様々な環境の中でも、職員が安全に安心して働ける職場作りをしなければ大切な患者さんの命は守れません。当院では、リスクマネジメント委員会の活動において、「抑制チーム」、「医薬品チーム」、「安全情報チーム」、「減災チーム」の4チームでスタッフが自らリスク感性を高めながら、医療安全に取り組んでいます。
今回、学会発表の中での他施設の取り組み事例は当院においても実践できることや、すでに取り組んでいる内容などもありましたが、特別講演(「被災するという体験」,近藤麻理先生:東邦大学看護学部教授・川崎医療短期大学客員教授)のお話しの中で、『平時にできないことは災害時にはできない』、『防災に対する心の準備』、『想定を信じない』、『最善を尽くす』などのポイントに深く共感するとともに、今後の道標になるような内容でした。
院内においては全ての部署と常に連携を保ち、院外においては地域社会との連携を保つ、当たり前のことですが、今後もしっかり良い関係づくりに邁進していきたいと思います。
リスクマネジャー 副看護部長 山中 昌子